シリアの首都・ダマスカスでは、アサド政権を打倒した反政府勢力の兵士たちの姿が多く見られたが、今のところ大きな混乱は起きていない。シリアを出国したアサド大統領と家族について、ロシアのペスコフ報道官は「ロシアに亡命したことを確認してプーチン大統領が亡命を認める決定をした」と発表した。首都制圧の中心的な役割を果たしたシャーム解放機構は過激派組織を源流としていて、アメリカなどからテロ組織に指定されている。政権打倒には別の反政府勢力なども加わっていて、今後平和な状態を保ちながら政権が移行するかが焦点となっている。