4年半前にロシアによる軍事侵攻が始まって、ロシアと北朝鮮が軍事面での協力関係を強めてきていた中での橋の完成となった。橋は両国の国境を流れる川トゥマンガンに架けられた。橋の建設はおととし、プーチン大統領が訪朝時にキム・ジョンウン総書記と合意していた。一方、ロシアによるウクライナ侵攻後、北朝鮮はロシアに兵士を派遣しているほか弾薬やミサイルを供給している。ロシアから見返りに軍事技術の提供を受けていると指摘されている。両国の間にはすでに鉄道が通っているほか、ウラジオストクと平壌の間で航空機が運航している。両国は経済分野での協力拡大に期待を示しているが、初めて車両が通行できる橋が両国の間で完成したことを受けて、ウクライナの人権団体は「橋が将来的に北朝鮮の兵士や軍事物資、ロシアの軍事技術の新輸送ルートになる」という見方を示し警戒している。ロシアと北朝鮮の協力関係の深まりは日本を含む北東アジアの安全保障に直結するため、今後も注意深く見ていく必要がある。
