岩屋外務大臣と韓国・チョテヨル外相が会談。岩屋大臣は、先月のユンソンニョル大統領による非常戒厳の宣言以降、日本の閣僚として初めて韓国を訪問した。まず岩屋大臣が会談したのは韓国国会・ウウォンシク議長。岩屋外相は「韓国の民主主義の強じん性を信頼している」とコメントした。
ソウル・大統領公邸の周辺ではユン大統領を支持する人たちが拘束に反対する集会を開いていた。一方、そのすぐ近くでは、ユン大統領の拘束を求める人たちの集会も。韓国では非常戒厳の宣言以降、混乱が続いている。ユン大統領の弾劾を求める議案が可決されたあと、大統領の職務を代行していたハンドクス首相の弾劾議案も可決。現在はチェサンモク副首相兼企画財政相が、代行の代行として、国政のかじ取りを担う異例の事態となっている。一方、ユン大統領への捜査を巡っては、内乱を首謀した疑いで拘束令状を取った警察などの合同捜査本部が、令状の執行を試みたが公邸の警備を強化。大統領への捜査でも混乱が続く中、韓国の世論調査では、与党の支持率が回復。調査機関は与党支持者の危機感が高まった一方で、野党への期待が低下したと分析している。
日韓外相会談で両外相は、安全保障環境が厳しさを増す中、日韓関係の重要性は変わらないという認識を改めて共有し、これまでの関係改善の流れを維持強化していくことで合意した。また国交正常化60年となることし、国民どうし、特に日韓関係の未来を担う若者の交流をさらに後押ししていくことを確認した。さらに、両外相は、地域情勢についても意見を交わし、北朝鮮による核ミサイル開発や、ロシアとの軍事協力の一層の進展に深刻な懸念を共有した。その上で、米国・トランプ政権の発足を念頭に、北朝鮮への対応に加え、インド太平洋や経済安全保障分野での課題に、米国も含めた3か国で連携して取り組んでいくことで一致した。
ソウル・大統領公邸の周辺ではユン大統領を支持する人たちが拘束に反対する集会を開いていた。一方、そのすぐ近くでは、ユン大統領の拘束を求める人たちの集会も。韓国では非常戒厳の宣言以降、混乱が続いている。ユン大統領の弾劾を求める議案が可決されたあと、大統領の職務を代行していたハンドクス首相の弾劾議案も可決。現在はチェサンモク副首相兼企画財政相が、代行の代行として、国政のかじ取りを担う異例の事態となっている。一方、ユン大統領への捜査を巡っては、内乱を首謀した疑いで拘束令状を取った警察などの合同捜査本部が、令状の執行を試みたが公邸の警備を強化。大統領への捜査でも混乱が続く中、韓国の世論調査では、与党の支持率が回復。調査機関は与党支持者の危機感が高まった一方で、野党への期待が低下したと分析している。
日韓外相会談で両外相は、安全保障環境が厳しさを増す中、日韓関係の重要性は変わらないという認識を改めて共有し、これまでの関係改善の流れを維持強化していくことで合意した。また国交正常化60年となることし、国民どうし、特に日韓関係の未来を担う若者の交流をさらに後押ししていくことを確認した。さらに、両外相は、地域情勢についても意見を交わし、北朝鮮による核ミサイル開発や、ロシアとの軍事協力の一層の進展に深刻な懸念を共有した。その上で、米国・トランプ政権の発足を念頭に、北朝鮮への対応に加え、インド太平洋や経済安全保障分野での課題に、米国も含めた3か国で連携して取り組んでいくことで一致した。