- 出演者
- 高井正智 森下絵理香 向笠康二郎
オープニング映像。
韓国の国会で弾劾の議案の採決が行われて、党の方針に反して、与党議員の一部が賛成に回り、可決された。職務停止に追い込まれることになったユン大統領は「決して諦めない」というコメントを出した。韓国国会内から石井利喜が中継。最大野党 ・共に民主党の幹部の一人は民主主義の勝利だと話していたなどと伝えた。与党・国民の力の議員たちは採決のあと、神妙な面持ちで議場をあとにしたのが印象的だったという。
韓国・ユン大統領の弾劾可決。韓国の政局を左右する重大な局面を迎えた。今朝、韓国国会前に立つ男性は、与党議員の一人で、弾劾議案への賛成を呼びかけていた。与党・国民の力のハン・ドンフン代表が労うような様子をみせていた。同じ頃、国会の正門前に列をなしていたのは最大野党の議員たち。共に民主党のイ・ジェミョン代表は、与党議員たちが国民の代表として与えられた権限を行使してほしいと話していた。午後4時頃、議員たちが議場に入っていく。韓国国会のウ・ウォンシク議長は、きょう受け取る投票用紙への責任はいつになく重い、1人もかけることなく投票に参加してほしいと呼びかけた。国会の周辺では、弾劾反対派、賛成派が固唾をのんで結果を待つ。そして、弾劾は可決された。弾劾を求めていた市民は歓喜に沸いた。最大野党はこれは第一歩にすぎないと、大統領らへの捜査を徹底するよう求めた。職務を停止されることになったユン大統領は「最後の瞬間まで国家のために最善を尽くす」とコメントを発表した。
韓国・ユン大統領の弾劾可決。国際部・長砂貴英、政治部・瀧川学の解説。長砂貴英は、弾劾案の可決には、少なくとも8人の与党議員の賛成が必要だったが、与党議員12人が賛成したことになり、与党議員の1割ほどが賛成したことになると説明。瀧川学は、日本政府は概ね、冷静に受け止めている状況。政府内からは、日韓関係の改善に取り組んできた大統領だけに残念だという声も聞かれるなどと説明した。
韓国・ユン大統領の弾劾可決。ユン大統領の職務は一時的に停止される。大統領の職務は首相などが代行する。その後、憲法裁判所が180日以内に弾劾が妥当かどうか、最終的な判断を下す。裁判所が妥当と判断すると、大統領は罷免され、今度は60日以内に大統領選挙が行われることになる。ただ、ここで裁判所が弾劾は妥当ではないとして棄却をすると、大統領は職務に復帰することになる。
韓国・ユン大統領の弾劾可決。韓国はこれまでも大統領の弾劾に揺れてきた。2004年、ノ・ムヒョン元大統領は大統領選挙を巡る側近らの不正資金事件への責任などを理由に、弾劾を求める議案が提出された。国会での採決は大荒れに。議案は可決され、ノ氏の職務は停止された。しかし、その後の総選挙では、弾劾への反発を追い風に与党が圧勝。憲法裁判所は弾劾要求を棄却し、ノ氏は職務停止からおよそ2か月で大統領職に復帰した。2016年、パク・クネ大統領は知人が関与する財団の設立への支援などを理由に、国会で弾劾を求める議案が可決された。それを巡り、大統領の支持者と機動隊が衝突。死者も出た。議案の可決からおよそ3か月後、憲法裁判所は弾劾を妥当とする決定を言い渡し、パク氏は罷免に。同じ年に行われた大統領選挙では、革新系のムン・ジェイン氏が勝利し、政権交代につながった。
韓国・ユン大統領の弾劾可決。国際部・長砂貴英、政治部・瀧川学の解説。当面は、外交当局が中心となって、次の政権が発足するまで、ひとまず現在の日韓、日米韓の関係の維持に努めることになると思われる。瀧川学は、政府内ではこれまでの関係改善の流れが停滞するのは避けられないという見方が出ている、と説明。大統領の職務が停止されたことで、石破総理が早期の実現を模索していたシャトル外交を含めて、首脳、閣僚レベルの往来は当面見合わせざるをえない状況になった。一方、日本政府としては、一連の事態が日韓関係の不安定化につながらないように重要性を折に触れて協調していく方針。今月11日、非常戒厳の宣言後、岩屋外務大臣がチョ・テヨル外相と電話で会談し「いかなる状況であっても日韓関係の重要性は変わらない」という認識を確認した。政府としては引き続き、韓国の内政の状況を注視しつつ、韓国側との意思疎通を継続していく方針。日米韓への影響は避けられない。米国も来年1月に政権が代わって、韓国もとなると、首脳間の信頼関係の構築は一からのスタートになる。政府としては、今回の事態が日米韓3か国の安全保障協力の綻びにならないように、両国に働きかけていくことにしている。今後のポイントは憲法裁判所の判断がいつ示されるのか。刑事訴追される可能性はある。大統領が次にどんな手を考えているのか、関心が集まっている。
韓国・ユン・ソンニョル大統領の弾劾を求める議案が可決されたことを受けて、今後180日以内に弾劾が妥当かどうかを判断する憲法裁判所は、あさって午前10時から裁判官が集まって会議を開き、今後の日程を議論すると明らかにした。また、裁判官2人を指名して作業チームを作り、迅速かつ公正な裁判を行うとしている。
冬型の気圧配置や寒気の影響で、日本海側で雨や雪となっていて、北日本と東日本の日本海側の山沿いを中心に、あさってにかけて断続的に雪が降る見込み。鳥取市で初雪が観測された。西日本を中心に、きのうよりも気温が大幅に下がり、真冬並みの寒さとなった。各地で行われたスキー場開き。群馬・みなかみ町のスキー場では、今月に入って雪の日が増え、冷え込みが続いたため、順調にゲレンデの整備ができたということで、12月中旬にオープンできたのは6年ぶりだという。冬型の気圧配置はあすにかけて続き、その後も上空には強い寒気がとどまる見込み。このため、西日本ではきょういっぱい、北日本と東日本ではあすからあさってにかけて、山沿いを中心に雪が強まるおそれがある。雪道での運転や交通への影響に十分注意を。また、西日本ではあすにかけて、北日本と東日本ではあさってにかけて、いずれも日本海側を中心に大気の状態が不安定になる見込みで、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要。
日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)のノーベル平和賞の授賞式に出席した被爆者で医師・朝長万左男さんはきょう夕方、帰国してから初めて講演会に登壇した。「若者世代の動きが非常に重要になる」などとコメントしていた。
日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)のノーベル平和賞の授賞式に出席した高校生平和大使の代表4人も帰国し会見を開いた。長崎県の津田凛さんは、現地のイベントで、高校生平和大使の活動を紹介したときのことを振り返った。島津陽奈さんは「私たちは被爆証言を聞くことのできる最後の世代だと思っている」、甲斐なつきさんは「どう後世に伝えていくかだけではなく、どう行動していったらいいか一人一人が信念意見を持つこと」とコメント。
石破総理大臣は就任後初めて福島第一原発を視察し、核燃料デブリの試験的な取り出しなど、廃炉に向けた作業や、原発にたまる処理水の海洋放出の進捗状況を確認した。一連の視察のあと、引き続き福島の復興に責任を持って取り組む決意を示した。その上で、来年度で終了する第2期復興・創生期間の次の5年間について「復興に向けた課題を解決していく極めて重要な期間。今までの5年間以上に財源を確保したい」などと話した。
- キーワード
- 東京電力石破茂福島第一原子力発電所
元日本代表の中村憲剛さんと槙野智章さんの引退試合が行われ、大勢のファンを沸かせた。中村憲剛さんの引退試合は、前半は元日本代表の面々が。後半は川崎フロンターレにゆかりのあるチームでプレーした。
元日本代表の槙野智章の引退試合が神戸で行われた。元日本代表の本田圭佑さんや香川真司選手など豪華なメンバーが参加した。槙野智章はファン、サポーターの皆さんの前でプレーできたことを嬉しく思う、などと感謝を伝えた。
全国の天気予報を伝えた。
各地で乾燥注意報がでているなどと話し、火の取り扱いに注意を呼びかけた。