- 出演者
- 高井正智 森下絵理香 向笠康二郎
オープニング映像とオープニングの挨拶。
岩屋外務大臣と韓国・チョテヨル外相が会談。岩屋大臣は、先月のユンソンニョル大統領による非常戒厳の宣言以降、日本の閣僚として初めて韓国を訪問した。まず岩屋大臣が会談したのは韓国国会・ウウォンシク議長。岩屋外相は「韓国の民主主義の強じん性を信頼している」とコメントした。
ソウル・大統領公邸の周辺ではユン大統領を支持する人たちが拘束に反対する集会を開いていた。一方、そのすぐ近くでは、ユン大統領の拘束を求める人たちの集会も。韓国では非常戒厳の宣言以降、混乱が続いている。ユン大統領の弾劾を求める議案が可決されたあと、大統領の職務を代行していたハンドクス首相の弾劾議案も可決。現在はチェサンモク副首相兼企画財政相が、代行の代行として、国政のかじ取りを担う異例の事態となっている。一方、ユン大統領への捜査を巡っては、内乱を首謀した疑いで拘束令状を取った警察などの合同捜査本部が、令状の執行を試みたが公邸の警備を強化。大統領への捜査でも混乱が続く中、韓国の世論調査では、与党の支持率が回復。調査機関は与党支持者の危機感が高まった一方で、野党への期待が低下したと分析している。
日韓外相会談で両外相は、安全保障環境が厳しさを増す中、日韓関係の重要性は変わらないという認識を改めて共有し、これまでの関係改善の流れを維持強化していくことで合意した。また国交正常化60年となることし、国民どうし、特に日韓関係の未来を担う若者の交流をさらに後押ししていくことを確認した。さらに、両外相は、地域情勢についても意見を交わし、北朝鮮による核ミサイル開発や、ロシアとの軍事協力の一層の進展に深刻な懸念を共有した。その上で、米国・トランプ政権の発足を念頭に、北朝鮮への対応に加え、インド太平洋や経済安全保障分野での課題に、米国も含めた3か国で連携して取り組んでいくことで一致した。
きょう成人の日。山口・防府で矢を放って邪気を払う弓始式。京都府長岡京市では、自治体が開催する催しに参加することが難しい若者のために、特別支援学校の卒業生の保護者などが式典を開いた。
原子爆弾が投下され、8月で80年になる広島市。会場には、折り鶴を作るコーナーも設けられた。式典で広島市・松井市長は、日本被団協が去年、ノーベル平和賞を受賞したことに触れた。今月17日で阪神淡路大震災から30年となる神戸市。震災の犠牲者に黙とうをささげた。その後、全員で合唱したのは「しあわせ運べるように」。復興を願って作られ、神戸市の小学校を中心に歌い継がれている歌。
3連休はきょうが最終日。記録的な大雪となり、豪雪対策本部が設置されている青森県では対応が続いている。青森市では、県内の公立の小中学校の多くで授業が再開するのを前に、保護者や教職員が通学路の雪かきをした。児童たちも歩道の雪を踏み固めるなど、お手伝い。
米国・トランプ新政権発足まであと1週間。島の4分の3が氷に覆われたグリーンランド。米国大陸とヨーロッパ大陸の間に位置する世界最大の島。トランプ次期大統領は「国家の安全保障上、グリーンランドが必要」と発言。デンマーク・フレデリクセン首相は「グリーンランドはグリーンランド人のものだ」とコメント。一方、将来を見据えた場合、米国との協力関係は必要だという意見も。グリーンランド自治政府元首相・グービッククライスト氏は「デンマーク含めたNATO同盟国への脅しは深刻で到底受け入れられない」とコメント。グリーンランドには、トランプ氏が大統領時代に創設した米国宇宙軍の基地があり、北極圏におけるロシアや中国の軍事活動の監視などに当たっている。
米国・トランプ次期大統領の発言は、海上輸送の要衝、パナマ運河がある中米のパナマにも影響を及ぼしている。1914年に開通し、米国が管理してきたが、パナマでの反米感情の高まりなどを受けて、1999年に返還された。トランプ氏の発言に抗議デモも相次いでいる。また、トランプ氏は「パナマ運河は米国にとって極めて重要だが中国によって運営されている」とコメント。米国のメディアは、運河の管理と運営は、パナマ運河庁が担っているため、トランプ氏の主張は誤っていると指摘する一方で、香港に拠点を置く企業が、太平洋と大西洋の出入り口にある2つの港を管理していることについて、米国政府は、安全保障上の懸念を持っているとも伝えられている。パナマは2017年に台湾と断交。中国との外交関係を樹立していて、トランプ氏は、中国の影響力拡大に神経をとがらせているものと見られる。
米国・トランプ次期大統領の発言。デンマーク政府は、グリーンランドの大部分が位置する北極圏でのロシアの動きに、警戒感を強めている。ロシアがウクライナ侵攻を続けながらも、この地域での軍事力を維持しているとして、ロシアの予期せぬ行動が深刻な結果をもたらす可能性があると指摘している。こうした状況を背景に、グリーンランドに関連する防衛予算を大幅に増やす方針も最近明らかにした。トランプ氏の一連の言動は相手の譲歩を引き出してメリットを得るための交渉術の一環だという見方もある。ただ、グリーンランドで取材すると、トランプ氏の本当の意図は分からないとして、困惑する声も少なくない。デンマーク政府の反応は抑制的で、今の段階でトランプ氏と表立って衝突する事態は避けたいものと見られる。デンマーク政府としては、まずは就任後、首脳どうしで早期に会談を行い、真意を確認して意思疎通を図りたい考え。
ラグビー全国大学選手権決勝「帝京大33−15早稲田大」。帝京大は4大会連続13回目の優勝。
全国高校サッカー選手権決勝「前橋育英1(9PK8)1流通経済大柏」。前橋育英の優勝は7大会ぶり2回目。
全国の気象情報を伝えた。
高井キャスターは「成人の日、平和や復興について自分たちが伝えないと自分たちが頑張らないとという20歳のことばが胸に迫りました」と話した。