- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像とオープニングの挨拶。
日本製鉄・橋本英二会長は、米国の鉄鋼大手、USスチールの買収を目指す方針を改めて強調した。日本製鉄がUSスチールの買収計画を発表したのは、おととし12月。本社があるペンシルベニア州は、大統領選挙の勝敗の鍵を握る激戦州。去年1月、トランプ氏は大統領に再び就任した場合には、買収を認めない考えを明らかにした。その後、米国政府のCFIUS(対米外国投資委員会)から判断を委ねられたバイデン大統領は、国家安全保障上の懸念を理由に、買収計画の禁止を命令。日本製鉄とUSスチールは今月6日、バイデン大統領などを相手取り、無効を求める訴えを起こした。世界の鉄鋼製品のもとになる粗鋼の生産量では、上位10社のうち6社が中国のメーカー。日本製鉄は4位。USスチールは24位。橋本会長は、今回の買収計画が米国の鉄鋼業界の強化にもつながると強調した。今回の提訴について、ホワイトハウスの報道担当者は、「バイデン大統領はこの国の安全保障、インフラ、そしてサプライチェーンの強じんさを守るため、決してためらうことはないとして、大統領の判断は正当だ」と改めて主張した。また、トランプ次期大統領は自身のSNSに、「関税の導入によって、USスチールがより収益性の高い価値ある企業になるのに、なぜ彼らはUSスチールを売却したいのか」と投稿。改めて買収計画に反対の意向を示した形。こうした中、岩屋外務大臣は米国のブリンケン国務長官と都内で会談。問題提起を行ったという。日本製鉄は引き続き、USスチールの買収を目指す考えだが、専門家からは、実現は極めて厳しいという見方も出ている。
経団連と日本商工会議所、経済同友会が開いた新年の祝賀会。企業経営者など、およそ1500人が出席した。経済同友会・新浪代表幹事は「中小企業がコスト上昇分を適切に価格へ転嫁できるように後押しして環境づくりを一層加速していこう」とコメント。2025年、ことしの経済の焦点について、各企業のトップに聞く。多く聞かれたのは、まもなく発足するトランプ次期政権への対応。三菱商事・中西勝也社長は「変化と、それに対する対応力と柔軟性」、三井住友銀行・福留朗裕頭取は「正念場」、ファミリーマート・細見研介社長は「米」、リコー・山下良則会長は「成長への脱皮が本格化する1年」、日本航空・鳥取三津子社長は「上昇気流に乗る」とコメント。民間のエコノミスト「日本経済研究センター」は、新年度の成長率は今年度の予測を上回る見通しとしているが、海外経済の減速など、リスクもある中で、経済の好循環を実現できるかが焦点となる。
原爆投下から今年で80年。今日、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の箕牧智之代表委員が広島市の平和公園を訪れ、核兵器廃絶を訴え続ける決意を新たにした。箕牧さんらは明日、石破首相と面会予定で3月の核兵器禁止条約の締約国会議に少なくともオブザーバー参加をして欲しいと述べた。
シリアでアサド政権が崩壊してから明日で1ヶ月。圧政からの解放を受けて、街では国の復興に対する期待の声が聞こえている。長年アサド家の独裁を支える政権与党バース党事務所では行列ができ、和解センターにはアサド政権だった兵士たちが手榴弾などの武器を提出しに来ている。アメリカは、暫定政権を手動するシリア解放機構についてテロ組織の指定は解除せず制裁は維持しているが、一部の規制を緩和するなど国際社会の対応も変化しつつある。
ダマスカスから小林記者と中継で現地の様子を伝えた。1か月前まではアサド前大統領の肖像画などが至る所で掲げられていたが、全て撤去され暫定政権の新しい旗が掲げられるようになっている。ダマスカスの街は政権交代から1ヶ月がたった今も独裁の時代が終わり、自由に物が言えるようになったという開放感と高揚感に包まれているという。今後の国の再建は、険しい道のりが待ち受けており、平和的な新しい国作りを進めていけるかはこれからが正念場となるなどとコメントした。
カナダ・トルドー首相が6日、首相を辞任する意向を表明した。2015年から政権を率いてきたが、インフレへの対応などを巡り、支持率が低迷していた。カナダではことし10月までに総選挙が行われる予定だが、先月末に行われた世論調査では、与党・自由党の支持率が16%となっているのに対し、最大野党・保守党が45%と大きくリードする情勢となっている。
政府は、国家安全保障局の秋葉剛男局長を近く交代させ、後任に外務省の岡野正敬事務次官を充てる方向で調整を進めている。国家安全保障局長は、外交安全保障政策の司令塔であるNSC国家安全保障会議の事務局を統括するポスト。岡野氏は京都府出身の60歳。1987年に外務省に入り、おととし8月から事務次官を務めている。政府は、この人事を近く、閣議で決定することにしている。
全国高校ラグビー大会で、桐蔭学園が東海大大阪仰星高校に勝利し2連覇を果たした。前半終了時、12対0で桐蔭学園がリード。後半だけで4トライを決めた桐蔭学園が40対17で試合を終了し、勝利となった。
全国の気象情報を伝えた。
エンディングトーク。糸井羊司は「雪の重みで気が倒れる、電線が切れるということもありますので」などと注意を呼びかけた。