親が信じる宗教の信仰を強いられてきた子どもたち。自らを“宗教2世”と名乗り苦悩を吐き出す人が増えている。エホバの証人2世のゴンさんは信仰の強い母の望む道を行かなければ認めてもらえないと、懸命に信者として生きようとしたが、20歳のときに宗教の世界を離れることを決意。それでも親子の絆までは断ち切れなかった。病に倒れた母は輸血が必要になったが、母は教えにしたがい輸血を拒否。ゴンさんは母の意思を尊重した。現在、自らも母親の立場になったゴンさんは改めて母に「信じるものが違っても親子のままでいられるのでは」聞きたいという。