最近目撃情報が相次いでいるのがオーストラリア原産の鳥類・エミュー。各地で飼われていたものが脱走した。約3年前には熊本県菊池市にある観光牧場からエミュー20羽が脱走した。2021年10月、熊本県では4日間に及ぶ逮捕劇が繰り広げられた。観光牧場のスタッフは「頑丈な柵を作ってあった」としているが、エミューは体当たりで隙間をこじ開け脱走したという。無事20羽のエミューが捕獲された。当時牧場には50羽のエミューを飼育していた。現在はそのエミューが260羽まで増えているという。エミューは鳥類の中でも繁殖力が強く、脱走はこれが関係しているという。普段はおとなしい性格のエミューだが、繁殖期は興奮状態となり、逃げ出した可能性がある。エミューの脱走対策としてサクの出入り口を二重にし、外開きのドアを内開きにしたという。この脱走には嬉しい誤算もあり、来場者が増え、今年のGWが一番多かったという。新商品として食用のエミューの卵を5000円で販売を始めたそう。エミューの卵は350~550gほどで、ニワトリの卵の5倍以上ある。また卵を使ったアイスも販売している。