パナマ運河は1914年に開通し全長80kmに及ぶ。しかし、湖の水量が減少した。原因の一つが気候変動で、エルニーニョ現象の影響などで平年より30%雨が少なく深刻な干ばつになった。船1隻通航するたび約1億9000万リットルを使用する。再利用を進めるも水が足りない状況が続いている。以前は1日36隻運航できたが今は24隻。パナマ運河を避けるルートは輸送日数が増え追加で燃料費や人件費がかかる。パナマでは運河の通航料が政府収入全体の20%を占める。今年は最大7億ドル減の可能性がある。そのため政府は新たなダムや貯水池の建設を始める計画を立てた。しかし、63の村が水の底になり約2000人がふるさとを奪われる。