TVでた蔵トップ>> キーワード

「エンディングノート」 のテレビ露出情報

田中嶋忠雄さん(83)は、妻とは11年前に死別し、がんとの長い闘病の末だったこともあり、死に際の意向を十分に聞くことは出来なかった。自分の死後のことは責任を持って自ら決めたいと考えてきた。葬儀会社を探し、葬儀のプランを決め、費用も全て支払った。丹精込めて育てた庭の花など、思い出の詰まった写真集を準備。棺に入れる愛読書は若い頃から繰り返し読んできた選りすぐりの2冊。葬儀で読んでもらうお別れのことばまで自分で用意した。すべてのことを自分で決めきった。一昨年、前立腺にがんが見つかった田中嶋さんは衰えを感じる中にあっても、趣味の日本画を描いたり、庭の手入れをしたりして充実した毎日を過ごしていて「痛いのや苦しいのは嫌だけどよ 自分の人生に対してはもうないよ 不満は」と語る。
1人で死を迎える準備をしたことで、家族全員の日常が豊かになったという渡辺和夫さん(66)。機械メーカーの技術職を勤め上げ、工作などの趣味を楽しみながら暮らしている。渡辺さんが準備を始めたのは5年前、妻を亡くしたのがきっかけだった。脳の病気による突然死。まだ59歳だった。一人で暮らす渡辺さんはもしものときに離れて暮らす娘に心配をかけたくないと考えるようになった。渡辺さんが手作りした装置は、人の動きを感知し記録し、2日間動きがないと自動的に娘に通知が行く仕組みになっている。一人で暮らす渡辺さんの身を案じてきた娘の明日美さんは「母を突然亡くしている経験もあり父がもしものときの備えをしていることは何より大事な家族と向き合う良い機会になったと感じています」としている。離れて暮らす父と娘、備えることがそれぞれの毎日を安心して過ごすことに繋がっている。
さらに、死の準備を進める中で、家族や友人への感謝が深まったという人もいる。堂山智子さん(65)は、夫婦2人で暮らしている。部屋にはこれまで集めた終活の資料や10冊を超えるエンディングノートがあった。準備を始めたのは40代のとき。両親を相次いで亡くしたことがきっかけだった。堂山さんが特に大切にしてきたのが、自分の死後に渡す手紙。これまでに書いた手紙は30通以上。その中で大切な気付きがあったという。感謝すべき人たちに囲まれ生きてきた自分の人生。堂山さんは「残りの人生みたいなことを考えた時に”じゃあこれやってみようかな”って思うことによって新たな出会いがある、それがまた新たな繋がりになって、そんなことはできたのかなって気がしています」と話していた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2023年7月7日放送 19:30 - 19:57 NHK総合
首都圏情報 ネタドリ!(首都圏情報 ネタドリ!)
シニア生活文化研究所の小谷みどりは、所謂シングルの方だけじゃなくて、家族や親戚と疎遠な方だけではなくて、この20年間長生きをされる方がすごく増えているといい、例えば20年前、男性の3分の2は80までに亡くなっていたといい、長生きをするということはお子さんも高齢になっていて要介護になっているケースもあるといい、家族が支えるのが当たり前というのが崩れた社会になっ[…続きを読む]

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.