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「オオコノハムシ」 のテレビ露出情報

午前7時、誉田恒之の朝は愛犬コロッケとの散歩から始まる。このくつろぎの時間でも誉田の脳内はおもちゃのことでひしめいているという。家に戻ってから出社までの間も試作品を触り続けていた。大手おもちゃメーカーでカプセルトイの企画開発チームに所属する。限られた原価の中でヒットを生み出そうと新商品の開発が加速している。5年前に発売され今も大ヒットしているのが誉田が開発した生き物フィギュアのシリーズ。これまで300種類、販売個数1200万個。リアルさが子どもだけでなく大人までも虜にしてきた。この日チェックしていたのは今後販売を考えているアリ。試作品を手にとり見つめ続けること実に15分。このアリの最大の武器であるおしりの毒針の出方をしきりに気にしだした。よりリアルなものにするため変更を加えすぐに原型を担う中国の会社に送る。誉田は「ただ一点を徹底的に追求したものは必ず人の心に刺さる」と言った。低価格のため大きなコストはかけられないカプセルトイはどこを諦めどこを極めるのかこの流儀を徹底することで誉田はヒットを生み出してきた。330万個を売り上げた「だんごむし」は着色にはコストをかけず丸くなる動きの一点にこだわり1年以上かけ改良を重ねた。「アルマジロトカゲ」は動きは一切諦めた代わりに86回もの工程で着色を極めた。誉田は開発を始めたばかりのオオコノハムシに取り組んだ。曲がる動きを再現するため設計図に落とし込む。試作品の発注をしたが誉田は開発はまだ始まってすらいない段階だと言う。誉田のもう1つの流儀は“頭の中を、過信するな”。2週間後、誉田は中国に飛んでコノハムシの試作品をチェックした。ジョイントを使わずに動きを表現するにはどうすればいいか試作品を手に取り触り続ける。誉田はPVCを使うことなどを提案した。

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