フランス国王 ルイ14世が暮らした宮殿は現在市民に開放されており、近くの幼稚園の子供達と先生がボールや輪っかを使って遊んでいた。オペラ座界隈はナポレオン3世により大改造され、ヨーロッパ随一の繁華街として賑わうようになった。フランス革命後にパリ各所に作られたアーケード“パサージュ”には沢山の店が点在している。オオツノジカの角が掛けられたステッキ専門店では、水彩画の画家が使用していたパレット付きステッキを販売している。偶然居合わせた男性に、自身が経営するホテルを案内してもらった。ここの地下通路から暖かい空気が送られ、初の暖房付きパサージュとして話題となった。
建物にはしごを掛けて引越し作業が行われていた。夕暮れ時になるとパリの街はピンクの光でロマンチックに染まる。またもパサージュを発見し、配達中のお花屋さんに出会い同行させてもらうことになった。パサージュで心地良い風を感じることができた。