マーティン一家は、朝起きたらまず一杯の水を飲むようにしているという。これは、熱中症対策にとても重要なこと。夏は寝ている間にコップ1~2杯の汗をかいているため、起きたときにすぐに水分を取るようにする。1日に必要な水の量は2.5リットル、食事からとれる水分や体内で作られる水分は1.3リットルとなるため、1日に飲むべき水の量は1.2リットルとなる。また、朝にはキウイフルーツを食べるようにする。キウイには汗で失われがちな鉄・カルシウム・カリウムが豊富に入っており、1日1個食べるのがオススメ。また、朝ごはんにはトマトやオクラの入った具だくさんスープを食べるのがオススメ。また、子供にとってはランドセルも熱中症リスクがあるため、背あてパッドを使うのが良い。リュックサックなどの軽いバッグで登下校するノーランドセル登下校を実施する自治体もあるという。そして、熱中症を最も多く発症するのは、気温が高い午後2時~4時。そんなときにオススメなのは、手のひらを冷やすこと。静脈・動脈をつなぐ血管があり、その部分を冷やすと効率的に体温を調節してくれ、専用のグッズも売っているという。熱中症の症状は、頭痛・めまい・だるさ・吐き気などで、経口補水液を飲んだときに美味しい・甘いと感じているときは熱中症のサイン。服を緩め、体を冷やし、安定にすることを勧める。また、普段の風呂がシャワーばかりだと、自律神経が乱れて熱中症リスクが上がりやすい。湯船で体の芯から温めることで、自律神経が整い熱中症対策となる。熱いのが苦手な人は、ミント系の入浴剤を使ったり、足湯をしたりすることをオススメする。また、寝るときのエアコンは、つけっぱなしを勧める。タイマーで切ってしまうと、暑くて目が覚めてしまう可能性があるほか、熱中症の死亡者数は夜間が約3割を占めているという。クーラーは高めの温度設定で朝までつけっぱなしにし、サーキュレーターで空気の循環を作るようにする。