オニゴーのビジネスモデルは薄利多売。いかに効率よく配達できるかが収益を出すポイントになっている。注文した客同士の距離が近い場合はできるだけまとめて配達できるように各店舗で調整。時には三軒同時に配達することも。一時間に10件以上の注文が黒字化を達成できるラインだという。ダークストアの場合、普通の小売店と同じように仕入れ値に利益をのせた価格で販売する。一方でスーパーとの提携との場合はオニゴーはスーパーとの独自の取引価格を決めている。スーパーが100円で販売している商品をオニゴーは80円で仕入れ、オニゴーはそれに、30円の利益をのせて110円で販売するという具合。利益の幅はオニゴーが商品によって調整し平均すると店頭価格よりも1割ほど高い価格で販売することになる。スーパーにとって店頭で販売するより利益は減るが間接的な商圏の拡大などメリットの方が大きい。梅下はすぐ商品を届ける体験で言えばそこまでライバルが多くはなく、やろうと思ってもなかなか手が出せない領域で、自分たちがしっかりとポジションを築くことがサービスを広げていく上でも重要だという。