フェンシング女子フルーレ団体3位決定戦、日本vsカナダ。日本女子が接戦をものにしオリンピック初の銅メダルを獲得した。フルーレは背中を含む胴体のみが有効面で、先に腕を伸ばして剣先を相手に向けた方が優先権を得て、もう一方の選手は防御に回る種目。団体は1試合3分、総当たり9試合制、45本先取したチームが勝利。第1試合日本は上野優佳選手。3-3で選手交代となる。第2試合3試合は両チーム一歩もひかない攻防戦。今大会初出場となる菊池小巻選手。12点から14点を連取するなど第4試合で日本が初めてリードする。この波に乗ってカナダを引き離したい日本。第5試合、世界ランク4位の上野選手が3連続を含む5得点。カナダとの差を5点に広げ後半戦に折り返す。第6試合から8試合までは取られたら取り返す一進一退の戦い。第9試合、カナダに1点差にまで迫られるが、日本が33-32でカナダに勝利。銅メダルを獲得した。日本女子フェンシングがオリンピックでメダルを獲得するのは個人団体通じて初めての快挙。表彰式では、選手たちは両手を掲げ満面の笑み。銅メダルを首にかけられた後は、手を振る余裕もあった。