米国のトランプ次期大統領は16日、SNSで次の駐日大使にジョージグラス氏を起用すると発表した。グラス氏はオレゴン州出身の実業家で、投資銀行や不動産会社の経営に携わってきた。トランプ氏の大口献金者の1人で、1期目の政権ではポルトガル大使を務めた。トランプ氏はグラス氏の起用について「投資銀行の元頭取としてビジネスの感覚を大使としての仕事でも発揮するだろう。彼は常に米国を第一に考える。おめでとう、ジョージ」と投稿した。グラス氏はポルトガル大使在任中、地元メディアの取材に対し「ポルトガルは米国と中国のどちらかを選択する必要がある。通信事業などで中国を選んだとしたら安全や防衛の面での結果が生じるだろう」と述べるなど、中国に対し批判的な立場を示したことで知られている。