ボリビアでは、モラレス元大統領の支持者が現職のアルセ大統領の辞任を求め、政情不安が続いている。元大統領と現大統領の対立は今週、モラレス氏が「政府による暗殺未遂があった」と主張したことで劇的な展開を見せた。モラレス元大統領を擁護し、現大統領の退陣を求めてデモ隊が道路を封鎖し、行進を行っていた。支持者は性的虐待疑惑で元大統領が捜査されていることに反発している。道路封鎖は抗議行動の定番だが、道路封鎖に不満を抱く人もいる。他の地域では、警察が道路封鎖を解くためにデモ隊とぶつかり、解散させようとしたという。アルセ大統領はデモを避難し、「退陣要求には屈しない」と強調している。モラレス氏とアルセ氏はかつては盟友だったが、関係はこじれている。両者とも来年の大統領選に立候補する予定だが、今も同じ政党に所属している。両者の派閥間の政治的な亀裂が広がるに連れ、対立は国民を分断する恐れがある。