- 出演者
- 中川栞 別府正一郎
オープニング映像と挨拶。
米国・バイデン大統領が共和党・トランプ前大統領の支持者について「ごみ」と表現したと報道され、トランプ氏の支持者の間で反発が広がっている。ホワイトハウスはその趣旨を説明するなど対応に追われる一方で、トランプ氏はごみ収集車に乗ってバイデン大統領とハリス副大統領を批判した。しかしトランプ氏自身もヘイリー前サウスカロライナ州知事から一部のメッセージのせいで女性が離れるおそれがあると警告されている。30日夜、トランプ氏はサウスカロライナ州で「アメリカを前進させる」と約束しハリス氏にはチャンスがあったと述べた。
米国大統領選挙の最終盤にきて両陣営の発言を巡って波紋が広がっている。今回の対立の発端となったのは27日、ニューヨークで開かれたトランプ氏の集会に登壇したコメディアンの発言。「海の真ん中に、文字どおりごみの島が浮かんでいる。プエルトリコと呼ばれていると思う」と述べた。プエルトリコは、カリブ海にある米国の自治領。ハリス陣営もこの発言を批判している。トランプ氏は別のイベントで「自分ほどプエルトリコの人たちを愛している人はいない」と述べて火消しに追われている。こうしたなかで今度はバイデン大統領の発言が波紋を広げている。バイデン大統領は29日に行われたオンラインイベントの中で、先のコメディアンの発言を非難したが、「ごみはトランプ氏の支持者たちだ」と表現したと受け止められるような発言をした。トランプ陣営からは早速バイデン大統領はトランプ氏を支持する米国の国民を侮辱するのかとして批判が出ている。2016年の大統領選挙では民主党の候補だったヒラリー・クリントン氏がトランプ氏の支持者を「嘆かわしい人たち」と発言し、「上から目線だ」などと批判を浴びた。最終盤に飛び出た今回のごみをめぐる発言の波紋の影響がどう出るのか、両陣営の対立は先鋭化しながら来週の投票日が迫っている。
先週、5年ぶりに首脳会談を行った中国・習近平国家主席とインド・モディ首相。両国は2020年に国境地帯で軍同士が衝突し関係が冷え込んでいたが、この会談で国境地帯の係争地の問題を解決する方策を模索することで一致した。こうした中、インドメディアは30日、インド軍関係者の話として中国とインドの両軍が係争地の一部で部隊の撤収を完了させたと伝えた。インド・シン国防相はこれからも和平交渉を続ける方針を明らかにしているが「インド軍の利益を念頭に入れている」と述べた。ともに核を保有するインドと中国の国境紛争の経緯と影響について。中国とインドの間にはヒマラヤ山脈で確定していない国境線が4000kmある。国境を巡る両国の対立は60年以上前からだが、2020年、ラダック州のガルワン渓谷で両軍が激しく衝突し一気に緊張が高まった。「アクサイチン」と呼ばれ中国が実効支配する場所は、インドでは「ラダック」と呼び現在も領有を主張する特別な場所。テントや監視所の設置を巡り対立した両国の兵士900人余りが石を投げたりくぎを打ち込んだこん棒でたたくなど、素手で殴り合う事態が起きた。この衝突で少なくともインド側で20人、中国側で4人が死亡した。死者が出たのは45年ぶりだった。以来、中国とインドの2国間関係は悪化しその後の衝突では銃火器を使用しない取り決めが破られたとして、両国が互いに相手を非難してきた。先週、合意したパトロールに関する取り決めの詳細はまだ公表されていないが、合意したこと自体が両国の関係が改善に向けた新たな段階に入ったことの表れであると専門家は指摘する。さらに先週、新興国の集まり「BRICS」の会議でロシアを訪問した中国・習近平国家主席とインド・モディ首相は5年ぶりに首脳会談を行った。
ボリビアでは、モラレス元大統領の支持者が現職のアルセ大統領の辞任を求め、政情不安が続いている。元大統領と現大統領の対立は今週、モラレス氏が「政府による暗殺未遂があった」と主張したことで劇的な展開を見せた。モラレス元大統領を擁護し、現大統領の退陣を求めてデモ隊が道路を封鎖し、行進を行っていた。支持者は性的虐待疑惑で元大統領が捜査されていることに反発している。道路封鎖は抗議行動の定番だが、道路封鎖に不満を抱く人もいる。他の地域では、警察が道路封鎖を解くためにデモ隊とぶつかり、解散させようとしたという。アルセ大統領はデモを避難し、「退陣要求には屈しない」と強調している。モラレス氏とアルセ氏はかつては盟友だったが、関係はこじれている。両者とも来年の大統領選に立候補する予定だが、今も同じ政党に所属している。両者の派閥間の政治的な亀裂が広がるに連れ、対立は国民を分断する恐れがある。
人口が増え続けているアフリカで、インターネットやスマートフォンの普及などもあり、アニメ市場が新たな形で拡大していく兆しが見え始めている。
- キーワード
- 国際連合
先月、南アフリカのヨハネスブルグで「コミコン・アフリカ」が開かれた。アニメや漫画、最新のビデオゲームなど、コンテンツ産業ではアフリカ最大の見本市だ。およそ350の企業や団体が出展する中、「Disney+」や「Netflix」などの動画配信大手がひときわ大きなブースを出していた。インターネットの増えが急速に進むアフリカでは今後、動画配信サイトへの登録者が急増していくと見られていて、各社とも新作アピールにしのぎを削っている。そうした中で、日本のアニメコンテンツが注目を集めていた。関連ブースには大人から子どもまで、多くの人が詰めかけていた。会場内には手作りのコスプレで訪れた人の姿もあった。
日本のアニメに触発されて、自ら作品づくりに取り組む人も出てきている。ヨハネスブルグに住むケケ・マクツサさんは現在、デザインの仕事をしているが「いつか自作のアニメを作りたい」と夢見ている。アニメに目覚めたきっかけは、幼い頃に南アフリカのテレビで放送された「ドラゴンボールZ」を見たことだという。、マクツサさんは日本のアニメキャラクターをアフリカ風にアレンジした絵や、オリジナルイラストを描き続け、今はパソコンも使って本格的な作画にも挑戦し、アニメコンテンツが制作できる企業への就職を目指している。
南アフリカでのアニメ人気を支えるのは、子どもの頃から日本の作品をテレビで見て親しんできた、20代から30代の大人世代だ。お金に余裕ができた今、動画配信サイトでアニメを見たり、プラモデルやフィギュアを楽しむようになっているという。月に1度、開催されているプラモデルの同好会では、日本の人気アニメのプラモデルを作っていた。メンバーたちはSNSでつながり、コロナ禍の外出制限がなくなった後に集まって、一緒に作るようになったそうだ。またアニメキャラクターなどのフィギュアを扱う店では日本に何度も通い、メーカーと正規の取引契約を結び、南アフリカ国内の小売業者やインターネットで販売。売り上げは数年で倍以上に伸びている。ただ、巷に蔓延るコピー商品の対策が課題になっている。
南アフリカのコンテンツ産業は盛り上がりを見せている。その流れに乗り、オリジナルのアニメコンテンツを制作する現地企業も勢いを増している。ある企業では2007年から、コンピューターグラフィックスを使った本格的なアニメ制作を開始。アフリカの人や文化、言葉づかいなどを取り入れた作品を国際的な大手動画配信サービスに展開している。今後もアフリカ中から才能ある若者を集め、世界を驚かせるようなヒット作を生み出したいと意気込んでいる。
日本のコンテンツ産業もアフリカの成長に注目していることについて、別府アナウンサーらは「アフリカの文化を取り込んだ作品づくりへの熱気を感じた」「いろいろな国や文化があり、経済レベルも様々なのでアフリカと一括りにするのはなかなか難しい」などとトークをした。日本企業が契約したアニメの作品数は、アフリカでは大半の国が50未満だが、南アフリカでは欧米やアジアの国々と水準に近いというのが現状だ。
注目は予算案の中身、何世紀もの間、何百人もの財務相が予算案を議会に届けてきたが、女性が行うのは初めて。しかも大規模な借り入れに大規模な支出、大規模な増税と、大規模づくしの予算案である。労働党政権による予算案発表はほぼ15年ぶり。経済成長、投資に言及。リーブス財務相は保守党が請求書を残したことを主張。保守党が公共サービスの課題規模の分析をあやまったために約8兆円の増税が必要だという。増税の多くは雇用主が支払う国民保険料の引き上げ分。野党がこの選択に反対するなら、緊縮財政、混乱、不安定さを選ぶということだとしている。スナク氏は「労働党は国民が思う以上に税金も借り入れも支出も増やすと警告した。労働党は否定したがきょう真実が明らかになった」などと述べた。リーヴス財務相は「このような予算を繰り返したくないが必要」などと述べた。
フォルクスワーゲン社について。会社側の厳しいコスト削減計画で従業員らの不安が高まっている。30日、今年7月から9月までの利益が大幅に減少したとの発表があった。こうした状況のなか、2度目の労使交渉が行われている。経営側は組合に賃金の10%カットと特別手当の廃止を求めている。会社側と組合側の立場は大きくかけ離れている。双方が3回目の交渉を行う用意があるとした。しかし会社と組合側の立場はかけ離れている。会社が必要とする資金を得るためには徹底的なコスト削減が求められる。賃金の10%カットは組合にとってゴールといえるものではない。双方とも自らの責任を意識しているものの、合意までには時間がかかりそうだ。
スペイン東部で記録的な大雨が降って広い範囲で洪水が発生して、これまでに90人以上が死亡した。現地ではヘリコプターなどを使って孤立した人たちの救出を進めている。米国・バイデン大統領が共和党・トランプ前大統領の支持者について「ごみ」と表現したと報道されトランプ氏の支持者の間で反発が広がっている。ホワイトハウスはその趣旨を説明するなど対応に追われる一方で、トランプ氏はごみ収集車に乗ってバイデン大統領とハリス副大統領を批判した。
キャッチ!世界のトップニュースの番組宣伝。
エンディングの挨拶。
コペンハーゲンの夜を照らすチボリ公園の恒例行事。2万個を超えるカボチャの装飾。魔女のキャストは「子どもたちの記憶に残る行事を提供できる幸せを感じています」とコメント。冬の気配に満ちた北欧の夜にオレンジ色の暖かさを届けた。