フォルクスワーゲン社について。会社側の厳しいコスト削減計画で従業員らの不安が高まっている。30日、今年7月から9月までの利益が大幅に減少したとの発表があった。こうした状況のなか、2度目の労使交渉が行われている。経営側は組合に賃金の10%カットと特別手当の廃止を求めている。会社側と組合側の立場は大きくかけ離れている。双方が3回目の交渉を行う用意があるとした。しかし会社と組合側の立場はかけ離れている。会社が必要とする資金を得るためには徹底的なコスト削減が求められる。賃金の10%カットは組合にとってゴールといえるものではない。双方とも自らの責任を意識しているものの、合意までには時間がかかりそうだ。