イタリア・サレント地方の一本の道を歩く。サレント半島にはかつて古代ギリシャの人々が植民し、その痕跡が各地に残っている。カリメーラの街に到着。グリコ(ギリシャ系住民)の博物館は、フランチェスカさんの父がギリシャ系住民の文化を残そうと自宅を改造して作った。この地域ではギリシャ系住民の言葉が今も残っている。農民が物置や休憩場所にしていた小屋・パッギャールは石を積んだもの。丸い塔は鳩の塔。オートラントは様々な民族が交錯してきた街。太陽と海と風、長い歴史を背負った豊かな大地を踏みしめてサレントの人々は生きている。