「お客様は神様」ではない。客からの迷惑行為などのカスタマーハラスメント。いわゆるカスハラを防ごうと東京都は、出入り禁止の措置を含めた対応を検討するよう求めるマニュアルを作成。東京都内のタクシー会社。カスハラによって、業務に支障が出るケースもあるという。具体的にどういうケースがあるのか、ドライブレコーダーの映像を見ながら教えてもらった。タクシー会社では、加盟している組合がことし8月、運送約款を更新。カスハラをやめるよう求めてもやめない場合には、運送を拒絶したり、損害賠償を請求したりするなどと新たに定めた。タクシー会社・田中秀和社長は「今までは我慢するしかなかったが、はっきり言える」と語った。カスハラをしないよう求めるステッカーを先週から車両に貼っている。暴力を振るわれることまではあまりないというが、最近はセクハラや無断撮影も増えているという。