今年4回目となる定例の道議会が開会し、本会議で「カスタマーハラスメント」を防ぐ条例案の採決が行われ、全会一致で可決・成立した。この条例では、法律上の定義がない「カスハラ」について、「客の要求・言動の内、社会通念上不相当なもので従業員の就業環境が害される行為」とした上で、「客はカスハラを行ってはならない」とした。違反した場合の罰則などはないものの、道に対し対処方法をまとめたガイドラインの作成や相談体制の整備などを求めており、来年4月1日から施行される。このほか、きょうの道議会には国の交付金を活用した事業で道が支払期限を誤ったことによる返還分約8億8,700万円を含む一般会計の総額で43億4,000万円余の補正予算案や、道が2026年4月の導入を目指す「宿泊税」の条例案なども提出された。定例の道議会は来月12日まで開かれる。