シリアでアサド政権が崩壊して8日で1か月。首都ダマスカスの国際空港では7日から国際線の運航が再開された。到着した旅客機には国外に避難していて今回シリアに戻ってきた多くの人々が乗っていた。国連の推計ではこれまでに国外に避難していた11万5000人が帰還したとみられる。シリア暫定政権の治安当局は前政権の残党から町を浄化する治安活動の一環としてリーフディマシュク県のザバダーニで保安検査を行っている。これまでに武器や麻薬を押収した他、前政権下で内戦当時に住民に危害を加えたなどとして罪に問われている容疑者らを拘束した。治安当局はこれまでにも軍と公安がアサド政権の支持者の掃討に当たっていると公表していた。