米海軍の第7艦隊はミサイル駆逐艦ラルフジョンソンがきょう、台湾海峡で定期的な航行を実施していると発表した。この中では、台湾海峡の通過はすべての国の航行の自由の原則を守るという、米国の決意を示すものだなどと強調している。先月末には、カナダ海軍のフリゲート艦が台湾海峡を通過したほか、ロイター通信は、現在、東京に寄港しているドイツ海軍の艦艇が、台湾海峡を通過する可能性を伝えていて、台湾への軍事的な圧力を強める中国に対する欧米によるけん制が強まっている。これに対し、中国軍で台湾を含む東シナ海などを管轄する東部戦区の報道官は、通過行動のすべての過程を監視警戒し、法と規則に基づいて処理している。国家主権の安全や、地域の平和と安定を断固として守るなどとする談話を発表し、台湾海峡への相次ぐ欧米の関与に反発を強めている。