日本時間のきのう、米国の第47代大統領にドナルド・トランプ氏が就任した。支持者らの前で大統領令に次々と署名するなどトランプ流のパフォーマンスが始まっている。就任演説では早速、次々とトランプ節が。何度もスタンディングオベーションが起きる中、バイデン前大統領は立ち上がらない場面も。厳しい寒さの影響で40年ぶりに屋内での開催となった就任式や関連イベント。本来、執務室で行うはずの大統領令への署名を支持者らの前で行うという異例のパフォーマンスを始めた。大統領が即座に行政命令を下すことができる大統領令。最初に署名したのはバイデン政権時代の78の行政命令を取り消す大統領令。その後、大統領として初めてホワイトハウスに入るとWHOから脱退する大統領令にも署名した。194の国と地域が加盟し各国からの拠出金などで予算を賄っているWHO。米国は調達資金のおよそ16%を占め拠出額1位。トランプ氏は米国の拠出金が多いことについて不公平だと思うと述べていて、大統領令を受けWHOは世界の人々の健康のために米国に考え直してほしいとコメントしている。就任初日に大統領令100本に署名すると宣言していたトランプ氏。地球温暖化対策の国際的な枠組みパリ協定からの離脱、4年前、自身の支持者が起こした議事堂襲撃事件などについて恩赦や減刑を与えるなど次々と大統領令に署名。また、来月1日からカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すことを検討していることも明らかにした。一方、ワシントンではトランプ氏就任に反対するデモが行われた。