ホンダは、カナダとメキシコでの主力車種の生産をアメリカに移管する検討に入った。ホンダは、アメリカで世界全体の4割弱にあたる142万台を販売していて、このうち7割にあたる100万代をアメリカで生産している。アメリカで3割増産すれば、単純計算でアメリカ販売分の9割相当を現地で生産できるようになる。ホンダは、アメリカに輸入する年間50万台程度のうちカナダからの輸入が約30万台と最も多い。トランプ関税の行方に柔軟に対応できるように、勤務形態を従来の2交代制から3交代制に変えたり、土日も工場を動かしたりするなど雇用を増やして対応することを検討する。(日本経済新聞)