米国大統領選挙に向け、共和党・トランプ前大統領は激戦州の1つ、南部ノースカロライナ州で暗殺未遂事件以降、初めてとなる野外での選挙集会を開催し、対抗馬のハリス副大統領を激しく批判した。トランプ氏の演説は、周辺に防弾ガラスが設置され、厳重な警戒の中で行われた。トランプ氏はハリス氏を「もっとも過激な左翼」と指摘したうえで、インフレや不法移民の増加に触れて、厳しく批判した。また、「米国を第一に考え、再び偉大な国にする」と強調し、支持を呼びかけた。一方、イリノイ州シカゴで開催されている民主党の全国大会は3日目を迎え、日本時間のきょう午前には、副大統領候補のミネソタ州・ウォルズ知事が指名受諾演説を行うほか、クリントン元大統領も登壇する予定。ハリス氏への支持と党の結束を呼びかけ、勢いを加速したい考え。