日本製鉄によるUSスチールの買収計画について、米国当局が審査の再申請を承認したと報じられた。ロイター通信によると、買収の審査を担当しているCFIUS(対米外国投資委員会)が日本製鉄とUSスチールが申し立てた審査の再申請を承認したという。再申請によって新たに90日の期限が設けられたため、米国政府による買収の阻止は当面回避することができる。USスチールの拠点は11月の大統領選挙の激戦州ペンシルベニア州にありバイデン大統領、ハリス副大統領、トランプ前大統領らが労働組合の票の獲得を視野に買収反対の姿勢を見せている。