米国大統領選挙。ペンシルベニア州は大統領選の行方を決める激戦州のひとつ。トランプ前大統領は庶民になじみが深いマクドナルドでアルバイト体験をすることで労働者層へのアピールを図った。民主党候補のハリス副大統領は学生時代にマクドナルドでアルバイトをしていたとしているがトランプ氏はこれを虚偽だと主張。自らも体験することでハリス氏への対抗姿勢を示した。10月20日に60歳を迎えたハリス氏。最近は78歳のトランプ氏を意識して非常に健康だとする自らの健康診断結果を公表したほかトランプ氏について、疲労困憊とたびたび攻撃。自らの若さをアピールする姿が目立っている。米国大統領選挙。最新の支持率では選挙の勝敗を決する7つの激戦州すべてでトランプ氏がわずかに優勢となっている。特に、これまでハリス氏がリードしてきたミシガン州やウィスコンシン州でも今月に入り、トランプ氏が逆転している。こうしたなか、トランプ氏の強力な側面支援に乗り出したのがトランプ氏支持を表明している実業家・イーロン・マスク氏。マスク氏は19日、投票日まで毎日抽選で1人に対して100万ドル(およそ1億5000万円)を配ると表明した。対象となるのは、激戦州で有権者登録を済ませ自らの主張に賛同する文書に署名をした人たち。米国では有権者に投票を促すために金銭を渡すことが禁じられていてマスク氏はトランプ氏への投票を直接呼びかけてはいないものの、司法当局による調査が必要だとする声があがっている。