アメリカ大統領選挙まであと2日。選挙戦最後の日曜日となった3日、ハリス副大統領とトランプ前大統領はそれぞれ激戦州を回り、支持を訴えている。アメリカ・ミシガン州から中継。記者によると、直近の演説でトランプ氏への批判を繰り返していたハリス氏だが、今日は一転してトランプ氏の名前を出さずに批判を封印したという。選挙戦最後の日曜日、ハリス氏が集会の場に選んだのは大学で、接戦のカギを握るとされるZ世代を含む若者の支持獲得につなげたい狙いがある。最新の世論調査によると、ミシガン州ではハリス氏がトランプ氏をわずかにリードしている(リアル・クリア・ポリティクスより)。共和党候補・トランプ氏はペンシルベニア州の集会で暗殺未遂事件後に設置されるようになった演台の防弾ガラスへの不満を口にした流れで「私を狙うにはフェイクニュースを貫くように撃たなければならない。そうなったとしても私はそれほど気にしない」と述べた。報道陣が銃撃されても構わないともとれる発言に批判の声が上がっている。トランプ氏は先月、反トランプ派の共和党元議員に「銃の標的にしてどう感じるか見てみよう」と述べるなど、選挙戦最終版、暴力的な発言をエスカレートさせている。選挙戦最終日のあすはトランプ氏はミシガン州で、ハリス氏はペンシルベニア州で最後の訴えを行う。