東京女子医科大学の市原特任教授に解説してもらう。診察時に見過ごされる仮面高血圧には3つのタイプがる。早朝高血圧は、朝計ると血圧が高いタイプで、原因としては前日の飲酒や睡眠不足など。脳卒中のリスクが高いことが知られる。昼間高血圧は、職場や家庭での精神的・肉体的ストレスやたばこなど。夜間高血圧は、睡眠中や寝る前に血圧が高くなるタイプ。元々心臓や腎臓に持病があり、昼間に塩分を取りすぎたために血圧が上がったまま下がって来ない人や、ストレスなどで交感神経系が活発化して夜間の血圧が高い方、無呼吸症候群などが当てはまる。中でも早朝高血圧は脳卒中と関連すると言われているので要注意。定期的に血圧を計ることが大切。計るタイミングは、朝起床後のトイレの後の食事や服薬の前。余裕があれば寝る前も計るといい。日本高血圧学会が勧めるのは、官公庁やスポーツジム、大手ドラッグストアにぜひ置いて欲しいとお願いしている。子供の血圧は、大人の血圧計と腕の細さが違うので、子供用の巻くやつを用意する必要がある。学校検診でも積極的に計ることが大切。自宅では低くて健康診断で計測すると高く出るのは「白衣高血圧」という。白衣高血圧は、臓器障害とはあまり関係しないという。心臓から離れた場所になるほど血圧は高く出る傾向がある。一番心臓に近い部位上腕で計ることがオススメ。遺伝の可能性は約50%、環境因子が約50%と言われている。更年期世代で気をつけることは、女性ホルモンが減ると血管の柔軟性が損なわれるので血圧が上がっていきやすくなる。有酸素運動をして血流を増やすことで血管のしなやかさを回復、予防をしてもらいたいという。塩分を中々減らせない時は、塩分を尿中に排泄してくれるミネラル(カリウム・カルシウム・マグネシウム)を多く含む食品を積極的にとってもらいたいという。
