カレーライスにもトランプ関税のリスクが忍び寄っていた。帝国データバンクはカレー1食あたりのコストを示すカレーライス物価が前年同月比88円上昇し初めて400円を突破したと発表。今後トランプ関税の影響でアメリカ産牛肉が高騰した場合、カレーライス物価はさらに上がる可能性もある。こうした中、トランプ大統領は新たな方針を突如打ち出した。日本時間きょう未明、報復措置をとらなかった国への相互関税90日間停止を発表。報復措置をとる中国に対してはさらに関税を引き上げ、125%とした。ニューヨークの鮮魚店で売られていた中国産の魚の切り身は1パック約680円だったが、関税分がそのまま価格に転嫁された場合、2倍以上の約1530円となる。突然の発表に戸惑いが広がっている。日本への追加関税は10%に引き下げられる。アメリカに茶葉などを輸出するお茶農家は90日間の引き下げとなれば、その間にコンテナをより多く送るなどとした。日本酒を扱う企業は保留にしていたアメリカへの輸出を再検討するという。