女優・河合優実(23)。今年話題になったドラマで不良少女役、映画では売春を強いられる女性役など、高い演技力から最も注目されている女優の一人と言われている。河合のイメージをファンに聞くと「ひとつひとつの作品に向き合っている方だと思う」「違う人(女優)だと思うぐらい役に憑依している」との声が。自身は「いたって普通。ミステリアスではない。自分で前に出ていた。学級委員長などリーダータイプ」と話した。家族関係について(両親・妹2人)「とても騒がしい家。ドリフのDVDボックスがうちにあって見て育った。人前で芸を披露することに対してのハードルがすごく低い家族」と明かした。自由な表現を認めてくれる家庭で育った河合。さらに小学3年生から始めたダンスで人前で表現する楽しさにのめり込んでいったという。パフォーマンスを生業にしたいとの思いから役者になりたいと。「高校3年生の終わりから突発的に芸能事務所を探し始めた。両親からは止められそうになった。親とモメるのが耐えられなくて、親に同意だけもらって事務所を決めてから、事後報告した」と振り返った。2019年にデビューすると様々な映画に出演。立て続けに数々の映画新人賞を獲得するなど注目される。きょう公開の映画「ナミビアの砂漠」では、2人の恋人との間でもがき苦しむ主人公を熱演。作品はカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞。デビュー5年、国際的にも評価され、大きな飛躍を遂げた。映画「ナミビアの砂漠」を手掛けた山中瑤子監督は「根っこの部分がすごくエンターテイナーなんだと思う。表情が豊かで人を楽しませる力があると思った。こちらからは脚本を読んで分からないことがあったら聞いてと言うだけで、河合さんからそれほど質問があったわけでもないのにあの芝居ができるのは、脚本を読む力やこれまで観察してきたことが豊かなんだろうと思った」とコメント。河合が大切にしている言葉は「希望は常に他人との係わりの中に在る」。さらに俳優としての振る舞いを学んだ”大先輩女優”とのエピソードを語った。