北朝鮮が韓国への牽制を強める中、韓国・ソウルで日米韓3か国は外務次官級による協議を行い、北朝鮮による緊張を高める行為を強く非難するとともに3か国で緊密に連携していくことで一致した。協議には、外務省・岡野事務次官、米国国務省・キャンベル副長官、韓国・キムホンギュン第1外務次官が出席した。協議では北朝鮮が首都上空に韓国がビラをまいたと主張し、報復措置も辞さない姿勢を示す中対応など意見交換された。協議に先立ち、韓国外務省は、北朝鮮に対する制裁の実施状況を調査してきた、国連安全保障理事会の専門家パネルが今年4月末で活動を停止したことを受けて、多国間での監視チームを設立すると発表した。日米韓をはじめ、イギリスやフランスなど、11か国が参加し、北朝鮮の制裁違反・制裁逃れを監視し国連の制裁の履行を支援するとしている。