ラスベガスのカジノを訪れた米国・トランプ大統領。支持者を前に行った演説では「(大統領を)1期だけでなく2期、3期、4期務められれば最高の栄誉だろう」と発言。米国では憲法で大統領の任期は2期までと定められている。また、脱退を表明しているWHOについても“米国は中国より人口が少ないのに、WHOへの拠出金が中国より多い”と指摘したうえで、“拠出金額が中国の水準まで引き下げられれば、脱退を再検討する余地がある”との考えを示した。中東政策。1期目の政権では、イスラエルを擁護する政策を取り続けた。2期目でもイスラエル寄りの姿勢を鮮明にしている。25日にはSNSに“バイデンが送らなかったものの多くが今、向かっている”と投稿。バイデン前大統領がガザ地区で使われるおそれがあるとして停止してきたイスラエルへの大型爆弾の輸送措置について“解除した”と記者団に明らかにした。ガザ地区について、就任初日にトランプ大統領は「大規模な解体現場のようだ。違う方法での再建が必要だ」と述べた。25日にはイスラエルの隣国ヨルダンのアブドラ国王と電話で会談し“ガザ地区の住民をもっと受け入れてほしいと伝えた”と明らかにした。住民を巡っては、記者団に“別の場所に彼らの家となる場所を建設したい”と発言も。記者団から一時的な措置かと問われると“一時的かもしれないし、長期的な話かもしれない”と答えている。