ガリガリ君は1981年発売開始、現在でも年間4億本を売り上げるという。まずガリガリ君を試食、特徴は外側と内側の二層構造。一旦ガリガリ君をバラバラにして確認する。またソーダ味の謎を解明しなくてはならない。成分表には砂糖やリンゴ果汁、さらにはライム果汁や水飴が使われていることが示されている。しかしその配分も問題になる。まずはこれらの材料の配分を変えて試していく。またここでサイエンスアーティストの市岡元気から酸味料が必要ではないかとアドバイスを得る。これで味は本物と遜色のないものが出来上がる。後日これを青く染める青く染めるのに必要となる着色料「スピルリナ」というもの。スピルリナとは植物プランクトンで、水で濾すと青い着色料ができる。これを先日作った液体に混ぜ、ガリガリ君同様の色に変化させる。
元となる液体は出来上がったが、ここでガリガリ君の2層構造の謎に迫るが、ここはガリガリ君を生産する赤城乳業が助け舟を出してくれる。早速サンシャイン池崎らはガリガリ君を生産する工場へ。しかし赤城乳業の社員の方々はできるわけがないという。ガリガリ君は型の中に液体を入れ、外側を凍らせる。その後余った液体を抜き取り、これを中の層にしていく。重要になるのはマイナス32℃で外側を急冷し、その後中身を凍らせるスピード感。これは家の冷凍庫では非常に難しい。ここで向上を自宅で再現するために自宅で様々なものを作る大学生である若山さんが来訪。工場見学後に自宅で急速冷凍が可能な設備の研究をしてくれていた若山さん、用意したのは自転車と発泡スチロールとゴム紐。自転車の後輪にゴム紐を設置し、回転するパーツを取り付け、氷を満たした発泡スチロールの中でアルミで作った型を回転させる。氷に食塩を混ぜることで急冷が可能になるという。各工程を役割分担し、急速冷凍を開始。さらに外側が凍るタイミングに合わせて中身を入れ、棒を差し込む。ここからさらに回転させ凍らせていく。果たして家にあるものだけでガリガリ君は完成するのか。