アメリカのトランプ大統領との会談が決裂したゼレンスキー大統領は2日イギリス・ロンドンの空港で記者団に対し、「アメリカや文明世界の指導者たちはプーチン大統領を絶対助けないだろう」としたうえで、アメリカとの関係は修復されて続いていくとの認識を示した。また鉱物資源に関する協定に署名する用意がありアメリカも同じように準備が整っているだろうとの考えを明らかにした。これに先立ちロンドンではヨーロッパ各国やカナダの首脳らとゼレンスキー氏が会合を開いた。イギリスのスターマー首相はイギリスやフランスなどヨーロッパの有志国で和平実現に向けた計画を策定し、その後アメリカの協力を求めると表明した。一方アメリカのウォルツ大統領補佐官は2日CNNテレビに出演し決裂会談のときのゼレンスキー大統領について「腕を組んだりして信じられないほど無礼だった」と批判した。その上で「我々と対話し最終的にはロシアとも交渉して戦争を終結させられる指導者が必要だ「と述べ今後ゼレンスキー氏が態度を変えなければ交代を求めていく考えを示した。さらに停戦の条件についてウクライナに「領土に関する譲歩も必要」との認識を示した。