ウクライナとヨーロッパの首脳ら31か国による会合が27日、フランス・パリで開かれた。会合では、黒海での停戦に向け、ロシアが制裁解除を求めていることについて、「平和が明確に確立されるまでは、制裁を維持する」ことで、全会一致で合意した。また、停戦を監視するためにウクライナに軍を派兵するかについては、各国で意見の相違があったが、イギリスやフランスなど、いくつかの国が部隊を派遣することで合意した。フランスのマクロン大統領は「安全を保証する方法はウクライナ軍の強化」だと述べている。また、部隊の派遣やウクライナ軍の強化について話し合うため、イギリスとフランスの代表団を数日中にウクライナに送ることを明らかにしている。ただ、ロシアは部隊の派遣に反対しており、今後の停戦交渉への影響が注目される。