おととし地滑り的に勝利して政権に就いた労働党。慶応大学・鶴岡路人教授は「スターマー政権はそもそも前政権の保守党に有権者が嫌気がさした結果生まれたもので、期待も熱狂もなかったのが始まりだった。そしてそこに物価高などマイナス要因があり、さらに指導力のなさが指摘されたことなどでもともと低かった支持率がさらに低下。今回の地方選の結果は保守党にとっても深刻で、リフォームUKの台頭は二大政党制の崩壊のはじまりかもしれない」と指摘。弁護士・萩谷麻衣子は「ドイツもヨーロッパも首脳の支持が下がっていて同じような状況。ヨーロッパの国内が安定しないということは西側の亀裂・分断を広げるということになるので、もう少し強い国内基盤をどうにかつくってほしい」などとスタジオでコメント。こうした中、与党・労働党内からもスターマー氏に対する退陣への圧力が高まっている。与党・労働党は定数650の下院で403議席を保持していて、12日のBBCによると労働党の党則では議員の20%(81人)以上の推薦を得た候補がいれば党首選を実施することが可能。ロイター通信によると現時点で80人以上の与党・労働党議員がスターマー氏に退陣要求をしている。こうした状況で早くも注目されているのが現職の保健相を務めるウェス・ストリーティング氏がスターマー氏の後任として最有力候補で既に81人以上の労働党議員の支持を得ている。また、元副首相のアンジェラ・レイナー氏も党内の穏健左派の間で人気が高いという。元衆議院議員・杉村太蔵は「1番大きな問題は物価高対策。結局は国民にとって物価を抑えてくれないという不満が指導者を直撃している」などとスタジオでコメント。
