太古の森カレドニアンフォレストの初夏では動物たちの子育てが忙しくなっていくとして、アンドリューが撮影したキタリスを中心にその様子を映像で紹介した。
キタリスは現在イギリス全土で危機的状況にあり、リス痘というウイルス性の病気が流行し、感染すると9割以上が死に至ると言われてる。リス痘がキタリスの生息数を5％以下に激減した。リス痘をもたらしたのはロンドンのトウブハイイロリスであり、生息場所が重なることでキタリスに蔓延した。トウブハイイロリスは免疫を持っているが、免疫を持たないキタリスはその数を減らし、一方でトウブハイイロリスはキタリスの約20倍の生息数に増加しており、有効な解決策は見出されていない。そんな中、キタリスの本来の天敵であるマツテンが、俊敏なキタリスより遥かに楽に捕食できるトウブハイイロリスを標的にしており、一部地域ではマツテンによりトウブハイイロリスの数が9割減少しているなどと伝えた。夏の終わり、カレドニアンフォレストの動物たちは子育ての大詰めを迎えているとして、キタリスを中心にその様子を映像で紹介した。