韓国の通信社「連合ニュース」は、ユンソンニョル(尹錫悦)大統領に「非常戒厳」の宣言を進言したと伝えられたキムヨンヒョン(金龍顕)前国防相が、きょう検察に拘束されたと伝えた。キム前国防相は野党側から内乱をたくらんだ疑いなどで告発されていて、捜査に協力するために検察に出頭していたという。そして「検察から事情を聞かれたあと身柄を拘束され、携帯電話を押収された」と伝えている。キム前国防相は非常戒厳に関連し「国民に混乱を与え心配をかけたことに国防相として責任を痛感し、申し訳なく思う。すべての事態の責任を取る」として辞意を表明し、翌日にユン大統領が辞任を認めていた。韓国メディアによると、キム前国防相はユン大統領と同じ高校の1学年上の先輩にあたり、大統領の最側近だったという。