東京都内のスーパーでは、例年200円程度のトマト1パックが現在645円、レタスも平年より3割ほど高い1個約260円で販売。農林水産省発表の食品価格動向調査で野菜の平均小売価格は主要野菜8品目全てが平年より高い。要因は猛暑の影響と今の気温。きのうの東京都心は6日連続の夏日となり、10月中旬としては過去最長タイとなった。名古屋市は過去最も遅い真夏日を記録。全国的に気温が高い状況が続いている。野菜高騰の影響は飲食店でも。「太陽と猫の新宿イタリアンイルソーレガット」では、1日あたり30個以上のトマトを消費するが、仕入れ価格は3倍以上値上がりしていて、ランチタイムのカットトマト食べ放題を1人1皿までに変更するなどして対応している。アキダイ・秋葉弘道社長は今後の見通しについて「11月ぐらいから新しい産地(の野菜)が出てきて流通量が増えてきたら安心」と話す。サツマイモ、レンコンは平年より安く品質がいいという。