トランプ大統領とプーチン大統領がウクライナ侵攻後、初めて対面した。首脳会談は日本時間の午前4時半から始まっている。アメリカ・アラスカ州に降り立ったロシア・プーチン大統領は長いレッドカーペットを歩き、トランプ大統領と笑顔で握手を交わした。プーチン氏は黒のスーツに濃い赤紫のネクタイ、トランプ氏は紺色のスーツに赤いネクタイを締めている。レッドカーペットの両側にはアメリカのF22戦闘機が並べられていた。プーチン氏は戦闘機の爆音に思わず空を見上げた。台の上に並んで立つ2人に「停戦には合意するのか」、「民間人の殺害をやめるのか」と記者が質問したが、一切答えなかった。一緒に大統領専用車に乗るなどプーチン氏を出迎えた演出は、ロシアの国際社会への復帰を西側諸国へ見せつける狙いがあったのだろうか。米ロ首脳会談で両首脳の後ろには「平和の追求」と書かれていた。今回の首脳会談は当初、通訳を交えた1対1で行われるとみられていたが、会談直前に3対3に通訳を同席させる形式に変更された。CNNリポーターは「デビッド報道官は当初1対1で会談を行うことが重要だと言っていた」、「他の政府高官が同席した方が望ましいと考えたのかもしれない」などと述べた。ウクライナを巡り今、アラスカに世界中の視線が注がれている。
