古いデジカメが若い世代で大流行。1990年代、誰でもきれいに写真が撮れると一家の必需品だったデジカメ。2010年にピークを迎えるが、その後、スマホの台頭を機に販売台数は10分の1にまで減少した。現在は、よりきれいな写真を撮りたいという根強いファンのための高機能のモデルが主流に。しかし、親世代に発売されていた“もう生産されていないデジカメ”。中古カメラを専門で扱う店、2ndBASE by sanpoucamera(東京・秋葉原)を覗いてみると、お客さんが見ているのは、もちろん昔懐かしいデジカメ。何と10年以上前の中古品が2万円の高値に。そのため、週末には中古のデジカメを求める若者があふれコーナーからはみ出るほど。これほどのブームとなると、気になるのが家に眠っているデジカメの買い取り価格がいくらになるのか?。査定額を紹介。2016年発売「Nikon COOLPIX A100」は8000円、2005年発売「Canon IXY DIGITAL」は1万円。若い世代にここまで人気となっているデジカメ。そもそも、どうしてスマホできれいに撮影できるのに、わざわざデジカメを使うのか、街でインタビュー。デジカメならではの画質の粗さや色みが持つレトロ感が人気の理由。しかも、このレトロ感にはデジカメの機種によって粗さや色みが違うため、お互いに撮る写真に違いが出るのも魅力。他にもデジカメを入れて写真を撮ったり、デジカメ自体をデコるなどの当時の楽しみ方も“平成レトロ”が流行る若い子たちにウケている。一時期フィルムカメラも若者から人気があったが、現像にお金がかかる、撮ってすぐ見られないなどがデジカメと違うところ。デジカメは撮ってすぐ見ることができるし、アダプターを使えばずくにスマホに移すこともできる。若い世代で巻き起こるデジカメブームを上の世代は、どう捉えているのか、街でインタビュー。「スマホでいい」などといった声が挙がった。
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