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「キョハ図書館」 のテレビ露出情報

韓国国内では2016年以降、書店数は増加傾向になっている。この背景として、個人経営で店主
のこだわりが生かされている小規模な「独立書店」の存在が大きいとされている。韓国では「独立書店」を文化の多様性を守るため、国を挙げて支援している。ソウルにある独立書店では、店主が選び抜いた世界各国の小説や詩集が人気を集めている。旅をテーマにしている書店では、たびに関するエッセイや小説などが800冊近く集められている。オーナーは書店とは別に旅行会社も営んでおり、本を呼んで旅行をしたい気持ちにつながれば、相乗効果が生まれると考えていて、書店と旅行会社の兼業は利点が大きいとしている。
独立書店の数はこの10年程で10倍になり、去年の時点で全国に884軒存在している。こだわりの書店が次々と生まれてくる韓国の背景には独立書店を守る国の明確な方針があった。韓国ではかつて大型書店やオンライン書店で大幅に割り引いて販売されるのが当たり前であったが、国は2014年に本の割引を15%以内に規制し、経営体力の弱い書店でも競争できる環境を整えた。また、独立書店の経営を安定させる支援策も法律で定められた。公共図書館に対して本の購入先を地域にある書店を優先するよう定めた。パジュ市では19ヶ所ある図書館で直接取次業者に注文するのを見直し、去年は9割以上を地元の書店に発注した。書店支援を担う国の機関である韓国出版文化産業振興院は店主のこだわりで様々な本を扱う独立書店を守ることで、多様な読書の機械を保証していきたいとしている。また、独立書店の経営者たちも連携を強める意見交換などの取り組みを行っている。独立書店が作家を招待して行うブックトークや朗読会などのイベントにも助成金を出し、書店が文化拠点となるような取り組みを行っている。

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