金総書記は15日午前、ウラジオストク郊外の駅に到着し、地元知事らから歓迎を受けた。その後、飛行場でショイグ国防相が出迎え、戦闘機・爆撃機を視察。その際、ウクライナの戦闘でも使われている極超音速ミサイル「キンジャール」も搭載した戦闘機を披露した。ショイグ国防相は、ミサイルが搭載可能な爆撃機の航続距離について「モスクワから日本まで行って戻ることもできる」とも話している。その後、金総書記はロシア太平洋艦隊の拠点でフリゲート艦を視察。ロシア側からは巡航ミサイル「カリブル」を効果的に使用できるようにする新しい制御システムについて説明を受けた。今回、北朝鮮とロシアとの軍事協力について、具体的なことは明らかになっていないが、一連の視察は軍関連のものが目立っていて、軍事面の連携強化を誇示する思惑もあるとみられる。