イスラエル・ネタニヤフ首相は地元の通信業者に便宜を図る見返りに傘下のネットメディアに自らに好意的な報道をするよう要求したなどとして、収賄などの罪に問われている。5年前から裁判は続いているが、ネタニヤフ首相はイスラエルの国益のためには裁判を直ちに終わらせるべきとしてヘルツォグ大統領に恩赦を求めた。恩赦について、イスラエル・サール外相は「ネタニヤフ首相の裁判の終結は国益にかなうもので、国民の結束を促すだろう」、ベングビール国家治安相は「ネタニヤフ首相に恩赦を与えれば、イスラエル国民の間の分断が軽減されるだろう」、野党連合「ナショナルユニティ」を率いるガンツ氏は「ネタニヤフ氏は恩赦の要求が国の定める規則に従っておらず不正であることは知っているはずだ」、野党・イスラエル我が家のリーベルマン党首は「ネタニヤフ氏の恩赦要求は脅しによる恐喝だ」と述べた。
