長崎に原爆が投下されて今日で79年。長崎市・平和公園から中継。平和公園には早朝から市民が祈りに訪れた。市民は「今世界で戦争で亡くなる方がいるので平和な世界が来たらいいな」等と話した。きょうの式典では、この1年間に亡くなった被爆者などを書き加えた19万8785人の原爆死没者名簿が奉安箱に納められる。原爆がさく裂した午前11時2分に黙祷を捧げ、犠牲者を追悼する。式典には被爆者や岸田総理大臣のほか、各国の代表などが参加するが、 長崎市はイスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルの駐日大使を招待しなかった。これを巡り、G7(主要7か国)のうち日本を除く米国や英国など6か国とEU(ヨーロッパ連合)の東京に駐在する大使らが式典への参加を見合わせた。長崎市・鈴木市長は招待しなかった理由について「政治的な理由で招待していないわけではない。平穏かつ厳粛な雰囲気のもとで式典を円滑に実施したいという理由」と説明している。国際情勢が緊迫化し核兵器の脅威が高まる中、長崎を最後の被爆地にという願いを国内外に発信する一日となる。