県内の市街地でクマの出没などが相次いでいることを受けて、県は市街地での捕獲に必要な麻酔銃の研修会を寒河江市で初めて開き、麻酔銃を扱える人材を増やす方針。県によると、クマやカモシカなどが出没した場合に市街地で利用されてきた麻酔銃を扱えるのは、山形市の獣医師1人しかおらず、緊急時や複数か所での出動が必要な場合の対応が課題となっている。研修会に参加したのは、新たに麻酔銃を使用する許可を得た鶴岡市で鳥獣被害の対策にあたる担当者や、東根市の獣医師など約50人。この中で、岐阜大学の淺野玄教授が講師を務め、麻酔銃から発射される「投薬器」が命中しても、薬はすぐに効かないので、命中した後の動物の動きに注意することや、「投薬器」には薬が残っている可能性もあるので、必ず回収するよう呼びかけていた。研修会は今年度中にあと2回行われ、麻酔銃の使用許可を得た2人が実際の現場で手順を確認するという。
