子どもたちのスクールバスにもクマの影響が。複数の自治体の教育委員会から、“家の前まで来てほしい”といった要望が寄せられているが、バスが通れない場所も少なくなく全員に対応するのは難しいという。夜明け前から街を走る、新聞配達にも対策が必要。社内には爆竹、配達ルートも変更し、市街地を先に配達して1時間ほどたってから山に近い地域に向かうようにしている。クマの影響が続く中、東北森林管理局はクマのえさになるブナの実の今年度のみのり具合について、東北5県で「大凶作」になったと発表。各地の自治体は、山でのえさが少ないことがクマの出没が相次ぐ要因の1つと見て警戒を強めている。
